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何かが違う。
どこにでもあるようで、初めて眼にするような作品群。
galerie aに於いて、浦上陽介4度目の個展となる今展では、旋盤を使用したターニングによる製作をすること、そして普遍的
なモチーフに取り組むことの2点を出発点とし、作家とディレクターの対話が始まりました。
ターニングによる普遍的なフォル
ムを、原始的な土器を思わせるようなVaseに求め、それぞれが幅や高さ、膨らみなど、それぞれ異なる仕上げのオブジェクト群
を用意しました。表面だけでなく、内部に至るまでの全ての面に、何層にも漆を塗り重ね、削りや磨きを繰り返し、4つのスト
ーリーに基づいた景色が表現されています。
そうして生み出された作品群は、陶器のようで、土器のような、ターニングによ
って軽く仕上がった木工作品のようで、実のところ、ずしりと重みを残した仕上がりになっていたり。磁器を思わせる光沢と滑
らかな肌をもっているかと思わせながら、木の仕事だと再認識させるようなノミ打ちされた面が残されています。
全てが同じようで、少し違う。見た事があるようで、何かが確実に違う。
木工なのか、木工ではないのか。その存在感で一瞬混乱してしまうオブジェクト。
サムシング ディファレント。
異色の作品群を、手に取ってご覧頂ければと思います。
Topics
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- Recption
- 会期初日の15時より、浦上氏を招いてレセプションパーティーを開催します。お気軽に参加ください。
浦上 陽介1985年生まれ。長崎県五島列島出身。
桑沢デザイン研究所でプロダクトデザインを学ぶ。
在学中から都内の家具工房で約10年間の修行を積む。
2016年、広葉樹林の近くでの暮らしを求めて東北をめぐり、
立ち寄った蔵王町遠刈田で、
こけし工人や地域の人々に触れて移住を決める。
木と向き合いながら、漆や箔を施した木工作品を作り、
日本各地で発表を続けている。
「二畳で仕事できるよ、お前の腕なら」
という言葉と共に、この地で出会ったこけし工人に、
作業場を与えられた浦上。
暮らしと製作を行う拠点である遠刈田は、
広葉樹林の近くでの暮らしを求めて東北をめぐり、
立ち寄った宮城県刈田郡蔵王町にある温泉街。
標高330メートルの高原にあり、
信仰登山の基地や湯治場として知らてきました。
今も共同浴場を中心に広がる旅館や、
こけし工人の家並みが続きます。
Opening Gallery
- 下記日程で作品をご覧いただけます。ご来場をお待ちしております。
- Open gallery
- 2024.11.22Fri - 12.1 Sun12:00 - 18:00
- Adress
- 東京都港区南青山6-9-2
日興兒玉パレス 104 - Tel
- 03 6450 6725
Credit
- Gallery Direction
- Nobuhiko Akiyoshi
- Contributors
-
Yusuke Shiki
Tomoyuki Washiyama
Roca Onishi
Sho Shokan
Shoko Akiyoshi